韓国南海を襲った赤潮…魚類200万匹大量死
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.12 13:46
慶尚南道南海郡弥助邑(キョンサンナムド・ナムヘグン)の近海で囲い網養殖を営むイ・ヨンシクさん(58)は、秋夕(チュソク、中秋)連休期間を海で過ごした。うす赤い帯を形成して近づく赤潮からタイ・ソイ・スズキなどの魚類50万匹を守るためだった。イさんは10~20トンの船5隻を養殖場の周辺に配置させてスクリューで波を起こしながら近づく赤潮を押しやった。飼料を減らし液化酸素も養殖場に継続していれた。だが8日にタイ約5万匹など9日までに10万匹余りが全滅した。イさんは最後の手段として船3隻を利用して養殖場を20キロ離れた赤潮のない別の海に移した。彼は「移した場所まで赤潮が広がらないかと心配」とため息をついた。
南海岸の赤潮(有害性コクロディニウム)は7月24日、巨済市一運面(コジェシ・イルンミョン)の只心島(チシムド)~麗水市華井面(ヨスシ・ファジョンミョン)海域で初めて発生した。その後、被害が少しずつ出てきて秋夕直前から急激に増えている傾向だ。