追悼式で水をかけられても…与党代表「盧武鉉の功労を評価するべき」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.27 15:49
結果的に意図したものかどうかに関係なく、「盧武鉉と和解しようとする金武星、その金武星を辱める親盧」の対照は金代表の株価を上げている。金武星代表は4・29再・補欠選圧勝→5・18前夜祭の水洗礼に続き、保守陣営の顔に急成長している。世論調査機関リアルメーターの次期大統領選候補支持率調査で金代表は3週連続で1位となった。昨年10月まで保守陣営は金代表を低く評価した。中国上海での記者懇談会での改憲発言が青瓦台(チョンワデ、大統領府)の逆風を受けると、急いで発言を撤回したのが理由だった。李会昌(イ・フェチャン)元自由先進党総裁は知人に「政治指導者の列に加わるには戦って血まみれにならなければいけないのに」と惜しんだという。
しかし自らを低めてあたかもナンバー2のように行動する金武星の政治は最近、評価を受けている。李恵薫(イ・へフン)元議員は「金泳三から政治を習った金代表は権力の生理を誰よりもよく知っている。朴槿恵(パク・クネ)大統領の任期はまだ中盤なのに衝突する姿を見せれば青瓦台も党も滅び、政権再創出も水の泡になるというのが金代表の考え」と述べた。野党との関係でも同じだ。6日、公務員年金改革案が合意に至らなかったが、金代表は文在寅(ムン・ジェイン)代表を批判しなかった。金代表は周囲の人々に「野党を刺激する必要はない」と話したという。金代表と親しいソ・ヨンギョ議員は「金代表は最近のように険悪な状況の中で野党がことをねじれば何もできなくなることをよく知っている」とし「少なくとも今年末まではこのようなスタンスを維持するだろう」と述べた。