「改革」アイコンだった韓国科学技術院、10年で清廉度調査の最下位に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.27 10:22
2006年7月、韓国科学技術院(KAIST)は1971年の開校以来35年ぶりに最も大きな改革の波が起きた。米国名門マサチューセッツ工科大学(MIT)客員教授の徐南杓(ソ・ナムピョ)氏が総長に着任して新しい風を吹き込んだ。当時、徐氏は▲教授テニュア(定年保障)審査の強化▼成績にともなう授業料の差等賦課制▼全科目100%英語講義--などの改革課題を力強く推進した。2007年、テニュア審査対象教授38人のうち15人を電撃的に脱落させるという衝撃的な措置も取った。その後、KAISTは大学改革の象徴として注目された。
だが、それから10年が過ぎた2016年12月。KAISTの道徳性は地に落ちた。今月20日、国民権益委員会が発表した全国36の国公立大学清廉度測定結果で、KAISTが最下位となる36位(10点満点中5.31点)を記録した。KAISTは昨年の清廉度調査でも最下位から2番目となる35位だった。