80年代日本人留学生、今は北朝鮮専門家
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.20 14:16
平岩俊司・関西学院大学教授(54)はこの頃盛んに出ている日本の北朝鮮専門家だ。北朝鮮に拉致された日本人調査のための朝日間接触で日本側の諮問の役割をし、韓国や中国などで開かれる国際学術会議にも常連で登場している。高麗(コリョ)大学アジア問題研究所(イ・ジョンファ所長)が主催した「朝日関係と北東アジア情勢展望」セミナー参加のためにソウルに来た平岩教授に13日、会場の高麗大百周年記念館で会った。彼は「新村(シンチョン)で『滅共モグラたたき』をしていた私が、北朝鮮専門家になるとは思わなかった」と話し始めた。
彼は東京外国語大学朝鮮語学科に在籍していた1985年、延世(ヨンセ)大学の韓国語学堂にきた。学校前の電子ゲーム室で当時流行していた「モグラたたき」にはまった。いくつかの穴からモグラの形の北朝鮮軍がかわるがわる上がって来るのをいち早くハンマーで殴って衝撃を与え、点数をとる遊びだ。平岩教授は「1人で道を歩いていて突然民間防空サイレンが鳴ったが、状況が分からず本当に戦争が起きたと思って胸がドキドキしたこともある」と話した。彼は「韓国国民の北朝鮮への反感と南北分断の現実を体感できる機会だった」と回想した。