独立運動の拠点・米韓人教会、韓国政府の無関心で歴史に消える危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.04 14:41
日帝強制占領期に米国東部地域の独立運動の拠点となった建物が、韓国政府の無関心の中、歴史の中に消える危機に直面している。 ニューヨーク・コロンビア大から1ブロック離れたところにある「ニューヨーク韓人教会」だ。 この教会は、三一運動(独立運動記念日)2周年記念として1921年3月2日、徐載弼(ソ・ジェピル)博士が主導し、約1300人の韓人同胞と親韓派米国人が集まって開いた「韓人連合大会」で誕生した。
場所が2回移った末、1927年に趙炳玉(チョ・ビョンオク)、李容ソル(イ・ヨンソル)が主導して現在の建物を購入した。 その後、徐載弼、李承晩(イ・スンマン)、安益泰(アン・イクテ)・趙柄玉・金活蘭(キム・ファルラン)ら多くの愛国志士がここを訪れ、独立運動の拠点となった。 この教会のイ・ヨンボ担任牧師は「当時、コロンビア大に通っていた韓人留学生が自然に教会に集まり、日帝の植民に対する鬱憤を吐露しながら東部地域の独立運動家の拠点となった」と説明した。