タバコを吸えばストレスが解消されると感じるのは錯覚だ、という研究結果が発表された。韓国食品研究院とバイオベンチャー企業「ナチュラルF&P」の研究陣が20~50代の男性喫煙者49人を対象に調べたところ、喫煙がむしろ身体のストレスを高めていることが分かった。
15日に発表された調査結果によると、タバコ10本を吸った後、実験対象者の身体ストレス指数は平均96.9から106.0に高まり、疲労度は107.2から115.8に上昇した。ストレスに耐える能力も93.4から87.0に落ちた。平均心拍動数は、喫煙前76.2から喫煙後81.7へと高まり、正常な範囲(70~80)を抜け出しており、自律神経は59.7で、不均衡の状態に変わったとのこと(均衡レベルは0~50)。