韓経:【社説】規制廃止し新産業育てれば輸出活力が生き返る
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.07 13:03
韓国経済の大黒柱の役割をしてきた輸出に暗雲が垂れ込めている。先月の輸出は463億5000万ドルで1年前より5.8%減った。昨年12月のマイナス1.2%に続き2カ月連続で減少し、減少幅はさらに大きくなった。輸出が2カ月連続で減ったのは27カ月ぶりだ。
輸出減少に劣らず懸念されるのはその様相だ。昨年輸出の20.9%を占め韓国最大の輸出品目である半導体と、輸出の26.8%を占め最大市場である中国への輸出が直撃弾を受けた。先月の半導体輸出は23.3%、対中輸出は19.1%急減した。そうでなくても内外の経済見通しが暗い状況で「半導体・中国ショック」が本格化しているということは並の深刻さではない。
自動車、鉄鋼など他の主力産業が不振から完全に抜け出せずにいるところに「輸出2大軸」である半導体(品目)と中国(市場)が長期間揺らげば韓国経済は奈落に落ちる可能性が高い。こうした状況で輸出主務官庁である産業通商資源部が遅まきながら非常体勢を稼動し、汎政府レベルの「輸出総力支援体系」を構築することにしたのは幸いだ。産業通商資源部の成允模(ソン・ユンモ)長官は「輸出点検は365日行われなければならない。(輸出の助けになるならば)青瓦台(チョンワデ、大統領府)に大統領主宰の貿易投資振興会議の復活も建議する」と述べた。