【時評】民族主義という名の怪物=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.22 11:57
民族主義は怪物だ。普段は隠れていてよくわからない。姿を現わせば想像外の力を発揮する。うまく治めれば爆発的動力になるが、手綱を離した場合は途方もない犠牲を招くこともある。
歴史的にドイツの民族主義を見れば怪物の真の姿があらわれる。1807年にドイツの哲学者フィヒテの大衆講義「ドイツ国民に告ぐ」は民族主義を共同体発展動力に昇華させた成功事例だ。フランスのナポレオンがプロイセンの首都ベルリンを占領するとドイツ人は絶望した。フィヒテの表現によれば「死んだ体を捨てることができず…、病気になった体に戻れないかと無駄あがきする亡霊」と同じだった。