【社説】市民が4時間半も酷寒に震えたというのに…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.04 11:58
ソウル地下鉄1号線が2日、厳しい寒さの中で4時間40分も止まった。この日午前7時22分、ソウル駅付近で列車が故障したのに続き、事故列車を移す過程で脱線までも発生し、正午ごろまで上り線の運行が全面中断された。事故車両にブレーキ装置がかかったことに気づかず、後ろから列車で無理に押し、車輪がレールから浮いて脱線したというのだから、これは明らかに人災だ。
特に、いつごろ運行が再開されるかをきちんと案内せず、利用客を右往左往させたのは、もっと大きな問題だ。運行情報が分からない利用客は首都圏のあちこちで寒さに震え、出勤時間の大混乱を招いた。運行を担当するKORAIL(韓国鉄道公社)と管制を担当するソウルメトロともに、危機対応能力と利用客サービスの面で問題点を露呈した。