【社説】日本議員ら独島まで案内すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.20 09:42
日本の野党自民党の「領土に関する特命委員会」所属国会議員4人が数日前に「鬱陵島(ウルルンド)を訪問する」と発表した。8月1日にソウルで韓国の国会議員らに会った後、2日に定期船で鬱陵島に入り独島(トクト、日本名・竹島)博物館などを視察して1泊するという。一部日本のメディアはこの計画をめぐり「敵情を探知する」という刺激的な表現まで使った。日本の外務省はすでに一昨日から1カ月間すべての職員の大韓航空利用を禁止している。どのようにしようが独島問題を浮上させ紛争地域にしようとする日本政府・政界の意図がありありと読み取れる。
だとしても合法的に入国し鬱陵島に行くという日本議員の足を縛る方法はなく、あえて縛っておく理由もない。入国禁止や旅行制限措置は初めから考えないほうが良い。外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官は昨日、議員訪問団と韓国の市民団体との衝突の可能性などを聞き、「日本政府内で整理され訪問計画が取り消される方向で政府が対応したい」と話したが、堂々とした対応姿勢ではない。与党ではない野党の数人の議員が韓国を訪問するというのにあえて外交チャンネルを通じて来ないでほしいと求めるのは困窮する。 「すべての組織を動員してでも国民の名前で鬱陵島進入を防ぐ」という李在五(イ・ジェオ)特任長官の確約も、話はすがすがしく見えるがより大きな騒音を産む可能性がある。国際的に騒動を起こそうとする考えが明らかだが相槌を打つ理由がない。