「金正恩の秘密護衛武士」ソ・テハ、公開席上に初登場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.29 09:21
日本人の拉致被害者問題の再調査をめぐる日本と北朝鮮の力比べが本格的な局面に突入した。27日、北朝鮮に入国した日本の伊原純一・外務省アジア大洋州局長ら日本政府の代表団12人は28日午前、平壌(ピョンヤン)特別調査委の専用庁舎で北朝鮮側代表団8人と公式協議に入った。
出席の有無が注目されていた北朝鮮のソ・テハ特別調査委員会委員長も軍服姿で姿を見せた。情報機関である国家安全保衛部副部長を兼ねている彼が公開の場に現れたのは今回が初めてだ。日本政府はこれまで「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に直接報告できる者が出てきてこそ責任ある協議が可能だ」としてソ・テハ委員長の出席を要求してきた。ソ・テハは金正恩が後継者時期に保衛部をベースに権力を掌握する過程で、核心の役割をした最側近だと韓国当局は把握している。このため金正恩の反対勢力を排除する「護衛武士」と呼ばれる。