韓国女性の“脱コルセット”運動…上着脱衣デモまで(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.04 14:05
このように社会が求める「女性」の姿を拒否する女性たちの“脱コルセット”運動がオン・オフラインを通じて拡散している。脱コルセットは言葉どおり、「コルセット」を脱ぎ捨てるという意味だ。いつもしていた化粧を落とし、コンタクトレンズの代わりに眼鏡をかける。長く伸ばした髪の毛を自分が思うように切って心地のよい下着をつける。中世時代から女性がウエストのくびれラインを作るために着用したコルセットのように、社会が求める「美しい姿」を拒否する動きだ。
会社員5年目のキム・ウンギョンさん(30)は1カ月前から毎日、出勤前に日焼け止めクリームだけを塗って会社に通い始めた。化粧という「飾る労働」から少しでも解放されることがキムさんが選んだ“脱コルセット”だった。キムさんは「『どこか具合が悪そうに見える』と言われたが、指摘する人が思ったより少なく、出勤準備の時間が短縮されて人生はより豊かになった」とし「これまで自分が作った枠の中に私自身を閉じ込めていたのではないかと振り返る契機になった」と語った。