小学生がすばらしいショパン演奏、その子がまさにチョ・ソンジン…自分の求めるものが明確だった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.27 11:11
「ソウル瑞草洞(ソチョドン)のモーツァルトホールだった。小学校6年世の子供が演奏するショパンのスケルツォ2番Bフラット単調を聞いてびっくりした。こんなにうまく弾ける子がいるだろうか。それがチョ・ソンジンだった。別途に演奏をさせてみて話をしてみると、幼いけれども音楽についての召命があった。先生の真似事だけをしていなかった。自分が求めているものが明らかで確かだった」。
シン・スジョン元ソウル大音大学長(73)は9年前のチョ・ソンジンとの初めての出会いをこのように覚えていた。チョ・ソンジンをいつもそばで見守ってきた彼女は、「弟子」が2009年に浜松コンクールで優勝した時は飛びあがるほど嬉しかったという。チョ・ソンジンが2011チャイコフスキーコンクールと2014ルービンシュタインコンクールでそれぞれ3位になった時も彼女は淡々と席を守った。
「コンクールがそうだ。私も審査を多くやったが望んでいる人が優勝できない時が多かった。どんな結果でも受け入れなければならない。ショパンコンクール優勝のための待ちの時間だったようだ」。