国家人権委員会は、ソウル市郊外の京畿道軍浦(キョンギド・グンポ)などで06年以降、女性7人を次々と殺害した容疑で逮捕されたカン・ホスン容疑者の連続殺人事件を契機に、凶悪犯の顔公開について、社会の各分野から意見を聴取する方針を決めた。
これまで人権委は「凶悪犯の顔公開」について公式の立場を表明していない。人権委の安京煥(アン・ギョンファン)委員長は5日「凶悪犯の顔公開について、各界のさまざまな意見を聴取できる公論の場を作る考えだ」と述べた。
人権委はこれに関連、▽報道機関の関係者や専門家の意見を聴取できる討論会▽一般の人が出席する公聴会--などを検討している。安委員長は「現在、国民の公憤が激しく、直ちに公論化すれば感情が介入する可能性が高い」とした上で「落ち着いた後、公論化を開始する考えだ」と話した。