中国人観光客誘致で明暗別れた韓国の2つの地方空港(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.27 09:07
路線拡大は利用客と運航便数の増加につながった。清州空港の利用客は2009年に100万人を超えたのに続き、昨年は211万人を記録した。年間運航便数も2009年の8878便から今年は11月末現在1万6108便と81%増えた。中国人観光客は空港利用客を増やす主要因となった。昨年清州空港を通じて入国した外国人39万483人のうち98.6%の38万5012人が中国人だった。
これに対し務安空港は赤字幅が拡大し続けている。開港9年目の今年は120億ウォンの赤字を出すと予測された。務安空港は韓国西南圏の代表空港を目標に2007年に3017億ウォンをかけて開港した。だが国際線は日本と中国一色で、国内線は済州が唯一だ。そのため中途半端な空港という非難を受けている。今年は1日平均利用者が860人にすぎないほど利用率も低調だ。