韓国法務部のイ・チャンジェ次官は、仁川（インチョン）国際空港で出入国審査が停滞している現状を解消するために審査人員を補強すると２５日、明らかにした。イ次官はこの日、仁川空港を訪問して出入国審査現場を見学した。待機時間が長いため入国者は不便を強いられていることを確認した。これは訪韓外国人が入国審査を受けるために長くて２時間以上も列に並ばなければならず、これによる不満が大きいという報道（＜中央日報４月１８日付『仁川空港の入国大乱…待ち時間が長すぎる』記事＞）に伴うものだ。

イ次官によると、法務部はまず仁川空港出入国管理事務所に今月末から８～２０人の審査要員を追加で配置する。入国者が最も多い午後４～５時に２０人を、相対的に入国者が少ない午前には８人を補強する方式だ。また、外国人の入国が多い時には内国人専用審査ブースを外国人も利用することができるようにブースを弾力的に運営することにした。

法務部はこれとあわせて仁川空港に自動出入国審査台２８台を追加で設置し、７月から１７歳以上のすべての登録外国人もこれを利用できるようにすると明らかにした。現在は登録外国人のうち１７歳以上の投資家・在外同胞・結婚移民者・永住権者・専門職従事者（家族含む）だけが利用できるようになっている。