中国人観光客誘致で明暗別れた韓国の2つの地方空港(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.27 09:07
20日午後5時、忠清北道(チュンチョンブクド)の清州(チョンジュ)国際空港待合室。チェジュ航空の窓口に済州(チェジュ)行きのチケットを発券しようとする乗客が列を作っていた。2~3年前には週末や休日でも発券窓口は物寂しかった様子とはまったく異なる雰囲気だった。以前はがらんと空いていた国際線待合室も乗客で込み合っていた。
18日午後7時10分、全羅南道(チョンラナムド)の務安(ムアン)空港ターミナル2階。午後8時20分に出発する北九州行き航空機の出国手続きが始まったが、空港内外は少し閑散としていた。この日午後に務安空港から出発する航空便は1便だけだ。一部乗客は両替コーナーを探したがシャッターが下りているのを見て引き返さなければならなかった。光州(クァンジュ)に住むキム・ジュンソンさん(56)は「もうすぐ飛行機が出発する時間なのに人があまりに少なくて間違って来たのではないかと思った」と話す。