韓経:「生産の崖」に追いやられた韓国の自動車産業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.03 10:57
韓国の自動車業界が「生産の崖」の危機に陥った。1-3月期の国内自動車生産台数が金融危機の影響を受けた2009年1-3月期以降で最低水準に落ちた。長期にわたる販売不振に高コスト低効率生産構造がかみ合わさった結果だ。
韓国自動車産業協会が2日に明らかにしたところによると、現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車など韓国の自動車メーカー7社は1-3月期に95万4908台の車を生産した。前年同期の96万2803台より0.8%減った。2017年の中国による高高度防衛ミサイル(THAAD)報復に続き、昨年は韓国GMの群山(クンサン)工場閉鎖まで加わり2年近く苦戦してきた後遺症が本格化していると分析される。今年に入ってからはルノーサムスン労働組合の長期ストまで続き、「マジノ線」とされてきた年間400万台生産体制が崩れるのではないかとの懸念が出ている。