【コラム】米中貿易戦争から飛んでくる火の粉を避けるためには=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.11 15:17
先週、中国ポータルサイトの百度(Baidu)とソーシャルメディアの微信(WeChat)で中国税関が海外での買い物を取り締まる映像と写真が一瞬のうちに広がった。上海浦東空港で海外旅行を終えて帰国した中国人が荷物の検査を受けるために列を並び、カバンを一つひとつ開いて検査を受け、免税の限度を超えるラグジュアリー物品に対して巨額の税金を課される姿だった。化粧品のいくつかが免税限度を超えたという理由で税金1万7100中国元(約27万6000円)を払った領収書の写真も掲載された。
韓国と日本から帰国した乗客が対象で、ある飛行機では100人以上に課され、中国当局が国慶節連休(10月1~7日)に海外に出た中国人に消費を控えるように求めるメッセージを伝えたという推測とうわさが出回った。ロッテ免税店が中国人のおかげで最大の売り上げを上げているという文章もある。中国国営ラジオも取締りを強化する現場を報じた。外信はJPモルガンのアナリストを引用して「韓国を行き来する購買代行が主なターゲット」と伝えた。数年間、韓国の流通・小売業界を困らせているTHAAD(高高度ミサイル防衛)体系問題が思い浮かぶところだ。