【社説】韓進海運事態こじらせた背任罪、この際見直す時に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.23 08:52
大韓航空理事会が5回目の会議の末に韓進(ハンジン)海運に対する600億ウォン(約55億円)の資金支援を承認した。法定管理に入った後、海を飛び交っている韓進海運の船舶の荷役費用を支援するための資金だ。韓進グループは半月前に資金支援を発表したが、理事会の承認が出ずに難航していた。確実な担保なしに不良系列会社を支援すれば背任罪となり、理事が刑事処罰を受けることになるかと恐れたからだ。
史上初の物流大乱をかもしている韓進海運事態は、輸出を冷え込ませるだけでなく国家の信頼にも傷をつけた。時間が流れるほど被害が雪だるま式に大きくなるだけに1分1秒を争うような状況だった。それでも大韓航空の理事会は背任を避けるための方法を探すのに大切な時間を過ごした。世界10位の貿易大国がせいぜい(?)600億ウォンに足をとられて世界の笑い話になってしまったのだ。今回の機会に再び背任罪条項をしっかり見直しするべきだという声が出てくるのも当然だ。