【社説】慰安婦合意、交渉にも経緯調査にも問題点
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.28 09:22
2015年の韓日慰安婦合意をめぐり5カ月間進行されたタスクフォース(TF、作業部会)の検討結果が27日に公開された。蓋を開けてみると被害者中心主義が不足するなど、交渉過程での失策が発見された。何よりも朴槿恵(パク・クネ)政権が被害当事者である慰安婦被害者に内容を十分に説明して同意を得なかった点は口がいくつあっても弁解できないだろう。70年以上の問題をなぜこれほど急いで締めくくろうとしたのか疑問だ。
「不可逆的解決」という表現が入ることになった経緯もあきれる。韓国外交部が当初要求した「謝罪の不可逆性」は交渉過程で「解決の不可逆性」に変わった。こぶを取ろうとしてこぶをくっつけた格好だ。なぜこういうことが生じたのか確認する必要がある。