韓国の会社、グローバル企業になるには序列文化から変えるべき(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.04.26 09:07
カナダ出身のシモン・ビュロー代表は、韓国企業の文化と風土を骨の髄まで理解している数少ない外国人だ。長年の韓国企業での生活が基礎になった。彼が覚えている出勤初日の様子はこうだ。「課長は事務所の一番後ろに座って、机が並んで前に置かれていて、新入社員である私の机が最も前に置かれていた」。
最初は全てがなじみのないものだった。朝、出勤したところ突然会社で音楽が流れ出すと社員たちがむくっと立ち上がって体操をしたという。自分は絶対に真似はしないと誓ったが、時が過ぎるうちに自分でも知らぬ間に韓国に魅了され、韓国人のようになっていったという。朝の体操をしながら少しでも体力づくりをし、退勤時間を過ぎて夜勤することも多かった。