韓国で性犯罪者「物理的去勢」法案が国会提出…「人権侵害」懸念の声も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.06 10:15
政界の一部で、残酷かつ常習的な性犯罪者を外科手術で去勢する制度(「物理的去勢」)の導入を推進中だ。しかし行き過ぎた人権侵害であり、時期尚早だという反対論も強い。紀元前2世紀の中国歴史家・司馬遷に執行された宮刑。現代版宮刑をめぐる論争が21世紀の韓国で行われている。
セヌリ党の朴仁淑(パク・インスク)議員は5日、性暴行犯罪者に対して「物理的去勢」を執行する内容の「性暴行犯罪者の外科的治療に関する法律案」を発議したと明らかにした。物理的去勢とは、男性ホルモンを分泌する睾丸を外科手術で除去し、性衝動を根本的になくしてしまうというものだ。