【コラム】分断70年が恥ずかしくないのか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.27 13:42
2013年の第3次核実験と張成沢(チャン・ソンテク)処刑以後、疎遠になった朝中関係が回復するのは時間の問題だ。黄金坪は開城を凌駕する北朝鮮最大の経済特区になり、新義州と丹東は事実上1つの都市になるだろう。中国は瀋陽~丹東~新義州~平壌(ピョンヤン)~開城を高速鉄道で連結したがっている。ソウルと開城まで連結できれば韓国・北朝鮮と中国が単一経済圏になることも夢ではない。韓国が腕組みをしている間に3カ国の経済協力の主導権は中国へと渡った。
自らの運命にますます深々と介入してくる中国を眺める北朝鮮の内心は複雑だ。ジョン・エバラード元北朝鮮駐在英国大使はメディアとのインタビューで「北朝鮮の人々が『米国人より中国人がもっと嫌いだ』という話をたくさんしていて驚いた」と語った。黄金坪開発がスピードを出せず新鴨緑江大橋の開通が遅れているのは、北朝鮮の中国従属化に対する警戒心が働いたのだろう。現実的に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が持てる唯一の対案は韓国だ。それならば、南と北はさらに遅くなる前に虚心坦壊に話を交わすべきではないだろうか。