日帝徴用者らが作った「自由韓人報」の実物を発見
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.18 13:15
日帝によって強制徴用され南洋群島などで米軍の捕虜となった韓国人徴用者らがハワイの収容所で作った雑誌「自由韓人報」の4号と5号の実物が発見された。独島(ドクト、日本名・竹島)を描く画家として知られる在米韓国人のクォン・ヨンソプ氏が父親の遺品を整理する過程で見つけた。2000年に死去した父親のクォン・イムジュン氏は1944年7月に強制徴用された後、沖縄で米軍の捕虜となりハワイに収容された。自由韓人報は1945年8月15日の日本降伏後、週刊誌形態で7号まで刊行された。原本は7号だけが国家記録院と独立記念館に保管されており、昨年末には3号の写本が発見された以外には存在が明らかになっていなかった。独立記念館のホン・ソンピョ責任研究委員は、「日帝時代を貫通する独立運動と憂国志士らと脈を同じくする韓人徴用捕虜らの肉声が盛り込まれており独立運動史にも貴重な資料だ」と評価した。
45年11月23日と12月2日にそれぞれ刊行された4号と5号には2700人余りの韓人捕虜名簿も付録として収録されている。その中には慰安婦として連れて行かれたと推定される50人余りの女性の名前もある。