銃弾99発の公開処刑…北朝鮮幹部に粛清の恐怖
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.20 14:57
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04年4月に発生した竜川駅爆発事故に関与した責任が問われて処刑されたと伝えられた金容三(キム・ヨンサム)元内閣鉄道相。
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の最側近であるリュ・ギョン国家安全保衛部副部長が最近、幹部らが参観した中、99発の銃弾を受けて半公開形式で処刑されたと伝えられた。金正恩(キム・ジョンウン)につながる3代世襲を固める過程での粛清という分析だ。
北朝鮮ではこうした権力の暗闘のため、旺盛な活動をしてきた人物も容赦なく処刑され、解任されてきた。権力を委譲する過程で恐怖心を与えて内部の結束を強めるのは、その間、金氏一家が北朝鮮を治めてきた方式だった。
昨年は金容三(キム・ヨンサム)元内閣鉄道相が04年4月に発生した竜川(リョンチョン)駅爆発事故に関与したという責任を問われて処刑されたと伝えられている。金正日委員長の列車通過時刻を流出させた疑いだ。文一峰(ムン・イルボン)元財政相も貨幣改革失敗の責任を問われ、ほぼ同じ時期に処刑された。朴南基(パク・ナムギ)労働党計画財政部長は昨年3月に公開銃殺されるなど、過去1年間に元閣僚級3人が処刑された。権力の中心で活動した人物が一瞬にして消えるという空しい没落だった。