現代自動車「残酷な4月」…相次ぐリコールの危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.12 10:26
シータ2エンジンの欠陥でリコールが確定した現代自動車が、韓国政府から2011年式「エクウス」「ジェネシス」のリコール勧告を受けた。現代自動車は「リコールの実施はまだ最終決定されていない」とし、欠陥状態を検討した上で今月末までに国土交通部にリコールの可否を釈明すると明らかにした。
国土交通部は現代自動車に対し2011年に生産したエクウスとジェネシス6万8000台の自発的リコールを要求した。国土交通部、自動車専門家、消費者団体などが参加する製作欠陥審査評価委員会は先月23~24日に、現代自動車の内部告発者が昨年国土交通部に情報提供した32件の欠陥疑い例を調査した。この過程で委員会はジェネシスとエクウスの欠陥を確認し先月28日に現代自動車にリコールを要求した。
問題になった部分は燃料タンクの前についているキャニスターという部品だ。車が走行中にスピード防止の段差を乗り越えるなどの衝撃を受けると燃料タンクに入っていたガソリンが蒸発してガスが発生する。このガスがオゾン層を破壊するという事実が明らかになり、大気環境保全法はこのガスをキャニスターで捕集、貯蔵して再燃焼するよう規定した。