「アジア重視政策の持続、米国経済ためにも重要」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.20 14:06
「バラク・オバマ前大統領のアジア重視(pivot to Asia)政策を持続することがアジアだけでなく米国のためにも重要だ」
16日(現地時間)、米国ワシントンで「貿易協定は参加国が多いほど良い(Bigger is Better)」というテーマで開かれたピーターソン国際経済研究所(PIIE)の米国貿易政策セミナーにパネリストとして参加した司空壹(サゴン・イル)中央日報本社顧問で世界経済研究院(IGE)理事長は経済的・地政学的なアジアの重要性を強調した。アジア開発銀行(ADB)によると、アジアは世界経済成長の60~70%を担い続けていくものと展望している。米国がアジアでリーダーシップを発揮することが米国とアジア双方にとって重要だということだ。
司空氏は「特に、アジアが世界で最も躍動的な経済地域になるためには、地政学的な安定が保障されなければならない」と指摘した。また「もし米国のリーダーシップと役割が弱まれば、アジアで日本と中国の競争関係が激しさを増し、韓半島(朝鮮半島)の地政学的リスクなどが高まる」とし「そのような場合、アジアの経済的躍動性に否定的な影響を及ぼしかねない」と懸念を示した。