【グローバルアイ】日本の2025年問題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.27 07:58
日本の65歳以上人口は4人に1人を越える。昨年10月現在、3342万人で全体人口(1億2711万人)の26.7%だ。北朝鮮の人口(2511万人)よりはるかに多く、カナダ(3536万人)に匹敵する規模だ。戦後ベビーブーム世代(団塊の世代)が65歳以上を越えながらだ。1947~49年に生まれた団塊の世代は約800万人になる。
日本は高齢化も非常に早いスピードで進んでいる。70年7%だった65歳以上の比率が24年後の94年には14%になった。7%は高齢化社会、14%は高齢社会の分岐点だ。フランスが115年、スウェーデンが85年、英国が47年かかって2倍になったこととは比較にならない。これまで高齢化問題は主にそのスピードに焦点が合わせられていた。韓国も同じだ。日本の高齢化問題は、今、新たな頭痛の種を抱いている。75歳以上の後期高齢者が急増しているためだ。団塊の世代がこぞって75歳を越える2025年には後期高齢者が全体の18%を占めるようになる。日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳だ。医療・介護の需要と福祉予算が重くのしかからざるをえない。学界や言論界が警鐘を鳴らし始めたいわゆる「2025年問題」だ。真っ先に議論されているのは医療・介護施設の不足だ。病床が足りず、高齢者が入院できない状況も予想されている。現在、全国の病床数は134万床だが、9年後には一日の入院患者数が138万人に達するという推算だ。