【時視各角】国家情報院のぞっとする能力=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.08 15:25
「誰かがヨーゼフ・Kを中傷謀略したに違いない」。フランツ・カフカの小説『訴訟(審判)』は、このように始まる。あなたがもし「テロ危険人物」という中傷謀略で、ある日突然逮捕されたり盗聴されたりしたら…。
国家情報院は、憂慮を一蹴する。「無差別的な個人情報の収集や民間人の査察は不可能であり、一般国民は私生活(プライバシー)の侵害を全く心配する必要がありません」(4日「テロ防止法制定関連の立場」)。それでも私が不安を取り払うことができない理由は国家情報院の過去のためだ。いまだに朴正煕(パク・チョンヒ)-全斗煥(チョン・ドゥファン)時代の話かと言うだろうか。そうではない。朴槿恵(パク・クネ)時代だ。