張成沢のポストに崔竜海…金正恩留学時代の後見人リ・スヨン抜てき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.10 08:33
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記(30)のスイス・ベルン国際学校留学時代に後見人の役割をしたリ・スヨン元スイス大使(74)が北朝鮮の外交司令塔となった。北朝鮮は9日、平壌(ピョンヤン)万寿台議事堂で最高人民会議第13期第1回会議を開き、一部の権力改編と人選を発表した。内閣ではリ・スヨンの外相起用が最も目を引いた。38省および委員会の長官級責任者をほとんど留任させながらも、外交責任者だけを前任の朴宜春(パク・ウィチュン)からリ・スヨンに交代した。
金日成(キム・イルソン)主席時代の1980年6月にジュネーブ代表部公使として派遣されたリ・スヨンは、李徹(リ・チョル)という名前で大使を務めるなど30年間スイスに滞在した。金日成・金正日(キム・ジョンイル)の秘密口座を現地で管理し、1990年代半ばには留学中の金正恩を世話した。金正恩が後継者として定着した2010年4月に平壌に帰任したリ・スヨンは合営投資委員長を引き受け、外資誘致業務を担当した。金正恩の叔母の夫・張成沢(チャン・ソンテク)処刑当時には関与説も浮上した。情報当局の関係者は「金正恩の馬息嶺(マシクリョン)スキー場訪問当時に随行するなど信任が厚く、資金の責任を持つと判断される」と話した。