【コラム】再び手にした金メダル、感激の笑顔=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.12 15:25
今日ここに掲載した笑顔は、彫刻や絵画のような芸術作品ではない、一つの記録写真だ。しかし今年の8・15光復節を迎え、この感激の笑顔を共に見たかった。韓国民族の自尊心を取り戻した奇跡のような歴史の名場面だからだ。103年前に国を奪われたことはそんなに遠い話ではない。当時は日本の侵略蛮行に対応無策で国を奪われた。しかし私たちの先祖の不屈の闘志で35年ぶりに国を取り戻した。
1936年のベルリンオリンピックにおいてソン・ギジョン選手がマラソンで金メダルを取った事実は、私たち皆が記憶している。銅メダルもナム・スンニョン選手が取った。ところが授賞台に立った2人のメダリストの顔は打ち沈み、うつむいた姿だった。植民地の鬱憤を走ることによって解消しようとしたが、実際に金メダルを取ると胸には太極旗の代わりに日章旗がついていて、太極旗の代わりに日章旗が上がるという「国がない」わびしさに、この上なく悲しい金メダリストであった。