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【漢字で見る世の中】堂室

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.08 15:04
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 過去、伝統家屋を建てる時、部屋の前に堂を造った。 韓屋形式で言えば、部屋と部屋の間にある大廳(デチョン)マルという板の間だ。 冠婚葬祭の一般的な家の儀式が堂や大廳マルで行われる。

堂は官衙の執務室をいうのにも使われた。 このため明の時代には現在の閣僚級や次官級の官吏を堂官と呼んだ。 朝鮮でもその級の官吏を堂上官、その下の官吏を堂下官と分けて呼んだ。 姓名を呼ばず、その人の住み処の名前を呼称の代わりとするのが堂号だ。 丁若鏞(チョン・ヤクヨン)先生の与猶堂、栗谷李珥(ユルゴク・イ・イ)の母の師任堂(サイムダン)などがその代表例だ。

 
堂よりもっと奥にあるのが室だ。 韓国式に言うと房となる。 内室または寝室など非常に個人的な空間に‘室’という字がつく理由である。 とにかく人が家の中へ入って部屋に入る過程の前後関係は‘堂-室’の順になるということだ。

‘狼’を誤って引き込んで内室まで来れば‘罷場’となる。 その意味の成語が‘引狼入室’だ。 窮極的にはその人の内面にあるものが貴重であり、派手に飾った表面は重要でないと訓える唐の時代の文人・劉禹錫の有名な書の題目は「陋室銘」だ。

こうした点で堂よりは室のほうが水準が高いということだ。 建築で最上位の概念にあるものだ。 そこから出てきた言葉が「升堂入室」。 孔子の「論語」に出てくる。 孔子が弟子の子路の音楽を評価しながら「堂にはすでに立ち、(ただ)室に入れないだけだ」(由也升堂矣、未入于室也)という言葉が出てきた。 ある程度の水準に至った人、その人が今後さらに立つべき境地を堂室に例えた。

最近、日本が韓国を羨んでいるという。 バンクーバー五輪での金メダル、停滞する日本に比べて相対的に好調な韓国産業のためだ。 しかし驕りは禁物だ。 孔子の指摘のように、私たちの本当の国力は室の前の堂、またはそれにも及ばない大廳マルの下の沓脱石ではないか、冷静に考えなければならない。

劉光鍾(ユ・クァンジョン)中国研究所副所長

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