では、ハッピーエンドのために私たちは何をすべきなのか。一つ目、グローバル社会の一員として未来を選択しなければならない。 旧式オプションは楽だが、良い選択ではない。 過去の経験を振り返ると、短期の繁栄は今後迫る数多くの未来の危機を招くだけだ。

二つ目、人類は強力で新しい道具と技術を数えきれないほど多く持つことを認識する必要がある。 コンピューター、ＧＰＳ地図、イメージ処理、専門家システムなど最新情報技術を活用し、環境損失を減らしながらもより多くの食糧を確保し、富裕層・貧困層ともに保健医療レベルを向上させることができる。

三つ目、今後の数年間、地球を守りながらも繁栄を拡散し、保健医療を改善するという大胆な目標を立てなければならない。 ５０年前にケネディ米大統領は「やさしいからではなく、難しいからこそ、人類を月に送る目標を立てた」と述べたが、これは今の私たちに合う言葉だ。 私たちの世代には持続可能な発展がまさにその目標だ。 人類は創意性を活用し、過度な人口で危機に直面した地球が持続可能で幸せな道を進めるよう導かなければならない。 世界の大学・企業・非政府組織（ＮＧＯ）・若者が賛同する国連の「持続可能な開発ソリューションネットワーク（ＳＤＳＮ）」がこれを主導することになるだろう。

ジェフリー・サックス米コロンビア大教授／国連事務総長ミレニアム開発特別顧問


【海外コラム】持続可能な成長は可能だ＝韓国（１）