危機を迎える度に重病にかかる韓国経済(2)

危機を迎える度に重病にかかる韓国経済(2)

2010年05月11日18時24分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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   いつまでもこのように一方的に被害を受けるしかないのだろうか。 海外発の金融危機が韓国に波及する過程をよく見ると、解決の糸口が見えてくる。 金融危機で韓国が受けた直接的な打撃は、世界的なクレジットクランチが招いた外貨流動性の不足だ。 資金不足になったグローバル金融機関が韓国のような新興国から資金を回収したことで、正常に稼働中の国内金融機関までが突然、外貨不足に陥った。 ドルやユーロのように世界的に通用する基軸通貨を使う国では、中央銀行が通貨を刷ればそれまでだが、韓国のように国際的に通用しない通貨を使う国で急激な資本流出が発生すれば、深刻な外貨不足に苦しむことになる。 ウォン建て資産がどんなに健全でも、ドルがなければ信用危機に追い込まれ、国全体が不渡りの危険に陥ってしまう。 このため無理に巨額の外貨準備高を積み立てているのだ。 外貨が抜け出ても耐えられるという信頼を国際金融市場に与えるための涙ぐましい努力だ。

  これで韓国経済が外部の危機に脆弱な点が分かったはずだ。 危機状況に必ず生じる外資の流出と外貨不足現象だ。 この問題を解決する方法は2つある。 一つはいつでも十分な外貨を調達できる安全装置を用意することだ。 政府が主要20カ国・地域(G20)首脳会議に正式議題として上程したグローバル金融安全網の構築がまさにその安全装置だ。 しかしグローバル金融安全網に関する議論はまだ始まったばかりで、いつ具体化されるという保障がないのが不安だ。

  もう一つは、危機状況で急激な外貨の流出入を防ぐことだ。 これは開放の後退として映る余地があるが、2度の危機を経験した現在では、ある程度の資本統制は必要だという主張が国際社会で共感を得ている。 アジアの金融ハブを自負するシンガポールが、間接的な資本統制方式を導入し、大きな効果を得ている点も参考になる。 投機性の外貨資金がむやみに出入りするのを防ぐだけでも、海外発の金融危機の度に対応手段なく被害を受けたり、不安に怯えたりするのを避けられる。 グローバル金融安全網と部分的な資本統制を同時に備えれば申し分はない。 いまや小規模開放経済の宿命を打ち破る時期になった。

  金鍾秀(キム・ジョンス)論説委員

危機を迎える度に重病にかかる韓国経済(1)

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