つらいから青春? 挑発してこそ本当の青春だ…韓国の青年へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.02 13:04
ソウル大国際大学院のイ・グン教授(53)の授業は悪名(?)高い。授業の開始から最後まで教授の「なぜ」という質問が続くからだ。例えば学生が「米中対立による新冷戦」という発言をすると、「なぜ冷戦か」「対立すると考える根拠は」などの質問を覚悟しなければいけない。学生の間では「最高の授業」と「紛らわしい」という反応に分かれる。先月29日にソウル大で会ったイ教授は「能力がある学生なのに、授業では受動的なのが残念だった」とし「紛らわしくなってこそ悩むため、ひとまず『紛らわしい』という反応にも満足している」と言って笑った。
イ教授はソウル大外交学科を経て米ウィスコンシン大で勉強した国際政治学者だ。イ教授は最近、20-40歳の人たちに伝えたい言葉を込めた著書『挑発しろ』を出した。自身の専攻の「ソフトパワー」理論を社会分析に取り入れ、韓国社会がなぜ「ヘル朝鮮」になったのか、どのように古いパラダイムを打ち破って未来を開けるのかを提案する本だ。内容はタイトルのように「挑発的」だ。