北ミサイル発射の瞬間、韓半島では韓日米情報戦

北ミサイル発射の瞬間、韓半島では韓日米情報戦

2017年11月29日14時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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RC-135Sコブラボール(写真=米空軍)
  北朝鮮が75日ぶりに弾道ミサイルを発射した29日、韓半島(朝鮮半島)とその周辺では激しい情報戦があった。韓国・日本・米国は自国の先端資産を動員し、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射する前から注視していた。

  実際、発射前から韓半島の上空では米空軍のRC-135SコブラボールとE-8ジョイントスターズ、韓国空軍のE-737ピースアイが飛行中だった。

  RC-135Sコブラボールは赤外線センサーと光学カメラ、先端通信設備を搭載した偵察機だ。弾道ミサイルの軌跡を追跡しながらミサイルを撮影でき、落下地点まで計算できる能力も備えている。冷戦時代、米国は旧ソ連が新型ICBMを試験発射するたびにこの偵察機を出撃させた。

  平常時は米本土のネブラスカ州オファット空軍基地に駐留するが、北朝鮮の弾道ミサイル発射が迫れば沖縄嘉手納空軍基地に展開する。

  2003年3月2日に北朝鮮元山(ウォンサン)から240キロ離れた公海上で偵察中だったRC-135Sコブラボールに北朝鮮空軍のミグ29機(2機)とミグ23(2機)の戦闘機4機が15メートルまで接近したこともある。それほど北朝鮮は自国の弾道ミサイルを手相を見るようにのぞくこの偵察機を嫌う。

  E-8ジョイントスターズは地上偵察レーダーを搭載し、250キロ離れた地上の標的およそ600個を同時に監視できる。キルチェーン(戦争が迫った時に北朝鮮のミサイル・ロケット砲を先制攻撃するシステム)の「目」に適していて、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9月の韓米首脳会談でこれと似た偵察機の導入意思をトランプ米大統領に打診した。

  E-737ピースアイは空を飛行しながら敵を監視し、管制までできる空中早期警戒管制機だ。軍関係者は「29日、北のミサイル発射を最初に探知したのはE-737ピースアイだった」と伝えた。

  これら航空偵察資産が総出動したのは韓日米が北朝鮮の異常兆候を把握したからだ。日本政府は北朝鮮の弾道ミサイル発射の準備とみられる電波信号を感知し、警戒を強化していると、共同通信が28日に伝えた。政府消息筋は「27日に北朝鮮がミサイル発射ボタンを押す時に出る電波が捕捉された。平壌(ピョンヤン)周辺で移動式ミサイル発射台(TEL)も見えた」と話した。米国防総省のマニング報道官も27日(現地時間)の定例記者会見で、北朝鮮のミサイル発射の可能性を「注視している」と明らかにした。

  米国はさまざまな偵察衛星で北朝鮮を眺めている。映像を撮影する偵察衛星のほかにも、宇宙から地上の弾道ミサイルを監視する静止軌道早期警報衛星(DSP)、宇宙赤外線システム衛星(SBIRS)、宇宙追跡・偵察システム衛星(STSS)などを運用している。これら衛星は弾道ミサイル発射時に火炎を感知したり(DSP・SBIRS)弾道ミサイルの飛行を追跡する。

  日本もレーダー衛星4機、光学衛星3機の計7機の偵察衛星で韓半島を監視している。
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