トランプ氏の「防衛費負担要求」、テストケース最優先は韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.02 11:36
民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏の大統領選挙結果により韓米軍事同盟の運命が分かれることになった。同盟守護を確約し韓米日ミサイル防衛(MD)体系構築まで掲げたクリントン氏、同盟再編を宣言し「なぜ(韓国が在韓米軍駐留費用を)100%出してはならないのか」というトランプ氏。2017年以降の韓米同盟の姿は米国民がだれを選択するかにかかっていていると言っても過言ではない。
トランプ氏のメッセージは韓国動乱(朝鮮戦争)以降に作られた韓米関係を完全に変えられるという激変通知書だ。終戦後に韓米は在韓米軍の駐留と韓米連合司令部体制を通じ米国が韓国防衛に直接乗り出し、代わりに韓国は米国の対外政策を全面的に支持し北東アジアで米軍戦力のハブを提供するという枠組みから抜け出したことはない。しかし「トランプの米国」はこうした枠組みが米国だけ損をする構造として伝統的常識を拒否する。