スマートフォン・自動車も輸出急減…労働コスト上昇で企業が海外生産増やす=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.06 13:50
自動車も状況は似ている。3月の自動車輸出台数は27万7874台と、前年同月比2.6%減少した。一方、3月に国内自動車会社が海外で生産した自動車は前年同月比5.2%増の40万1784台と、過去初めて40万台を超えた。今年1-3月期に期間を増やせば海外生産量は110万6901台に増える。国内生産(110万8116台)との差が1000台余りに縮まった。
韓国スマートフォンと自動車の競争力には大きな変化がない。ギャラクシーS6は発売1カ月足らずで販売量が1000万台を超えたと推定される。歴代モデルのうち最短期間の1000万台販売達成という期待が大きい。LGのG4も予約販売が集中している。現代・起亜自動車も今年1-3月期、米国高級車市場シェアが初めて10%を超えた。産業部の関係者は「輸出が急減した最も大きな要因は、国内企業が高賃金など低い生産性を理由に海外生産量を増やしているため」と分析した。米ゼネラルモーターズ(GM)は最近、韓国の労働コストが過去5年間に50%も上がった点を根拠に、アジア生産拠点を韓国からインドに移すことを検討しているのも同じ脈絡だ。