青銅器のエックス線撮影で埋もれた活字が見つかる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.17 11:19
「証道歌字」が初めて公開されたのは2010年9月だった。慶北(キョンブク)大学のナム・グォンヒ教授が、「金属活字12点が南明泉和尚頌証道歌(宝物758号)の字と書体、大きさなどが一致する。13世紀の高麗の活字と推定できる」と明らかにしながらだ。
ナム教授はこれが現存最古の金属活字印刷物である『直指』(1377年)の刊行時期より138年以上古い本物の活字である可能性を提起した。教科書を書き換える大発見という評価はしかし偽物である可能性があるという反発を受けた。高麗時代の金属活字が入っていた青銅製のしょうと(3つの脚と柄が付いた鍋)と水盤をエックス線撮影した結果、器の底に残っていた土からも活字が見つかるなど、その後の3年間に高麗金属活字は112個が公開され、関連研究は発展に発展を繰り返した。