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【インタビュー】キム・ジャンフン「東海・独島守るために歌手人生かける」

2009.08.08 13:21
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「たとえ歌が歌えなくなっても、これだけは最後までやり遂げる考えだ」

 
東海(トンへ、日本名・日本海)・独島(ドクト、日本名・竹島)を広報する全面広告を6日(現地時間)、米国のウォールストリートジャーナル(WSJ)とワシントンポスト(WP)に出したのに続き、来週ニューヨークタイムズ(NYT)にも出す予定の歌手キム・ジャンフンの言葉だ。

数億ウォンにのぼる広告費を全額後援し、東海・独島守護に乗り出したキム・ジャンフンは、中央日報との電話インタビューで、「単純な感傷的なイベントではなく、歌手人生までかけた決心だ」と抱負を明らかにした。

以下は一問一答。

--東海・独島に関心を抱くようになったきっかけは。

「大韓民国が好きだからだ。 歴史の時間に習ったように、私たちの民族は936回も外部からの侵入を受けた。 しかしその度に何度も立ち上がってきた。 あらゆる逆境を乗り越えて世界10位圏まで来たことが素晴らしく、誇りに思う。 このため決して他国に奪われることはできない」

--日本の地域紛争化の意図に巻き込まれるという懸念もあるが。

「それを心配していないわけではない。 しかしいまや‘静かな外交’では限界にきている。 これ以上、日本の全方向ロビー活動を腕を組んで眺めてばかりいられない」

--今回の広告で伝えたいメッセージは。

「東海・独島は韓国と日本の間の問題だが、実際には第3者を説得する戦いだ。 私たちはこれに力を注いでこなかった。 独島を私たちが支配しているからといって無視してはならない。 主張よりも考証と研究で国際社会を説得する必要がある。 過激なデモは逆効果が大きい。 今回の広告もこれを知らせようという趣旨だ」

--昨年も広告を出したが、今回のように前面には出てこなかった。

「歌手は歌で伝えるべきというのが職業哲学だ。 しかし真実を知りながらも知らないふりをしていると、歌も堂々と歌うことができない。 この1年間、自分なりに米国を行き来しながら東海・独島広報公演や学術支援プログラムも試してみたが、誠意の不足なのか成果がなかった。 この活動のために歌手としての活動に支障が生じるかもしれない。 歌えないキム・ジャンフンは死に値するが、それでもこの問題だけは最後までやり遂げる考えだ」

--具体的にどんな活動をするのか。

「募金運動を始める予定だ。 意志が通じれば企業の後援も受けたい。 国民の力を一つに集めようという趣旨でだ。 9月18-20日ごろ東海・独島慈善公演も計画している。 お金が集まればまず私が広報大使を務めるサイバー広報団体‘バンク(VANK)’を支援するつもりだ。 韓国に来ている外国人修士・博士への支援事業も構想中だ。 彼らに奨学金を与えて東海・独島研究をしてもらえば頼もしい友軍になるだろう。 世界の碩学が参加する学術フェスティバルも支援したい」

--「バンク」は民族主義の色彩が強い、という指摘がある。

「誤解だ。 バンクのスローガンは‘大韓民国を胸に世界へ’だ。 出て行って争うなと話している。 その代わり私たちの歴史と文化・飲食・ハングルに関する資料を渡している。 勉強しろということだ。 これが広開土王プロジェクトだが、すでに5000人を超えている。 世界に出ていって韓国を知らせる民間広報大使になるだろう。 10年、20年先を眺めてのことだ」

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