ハーマン買収したサムスン電子、次の課題は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.20 13:05
ソウル大学経営学部のイ・ギョンムク教授は「ビクスビーの音声認識技術がどの程度なのか、グーグルアシスタントやアマゾンのアレクサと比較してどのような性能を見せるのかがサムスン電子の未来の成長を計るものさしになるだろう。AIとモノのインターネット(IoT)市場は先頭走者が明確に決まっていない初期段階のため主導権争いが激しいだろう」と話した。
このほか中国の追撃に対抗し半導体事業の格差を維持すること、米国などプレミアム市場で確保した家電事業の優位を守って行くことなどがサムスン電子の懸案だ。未来成長動力として育てている電装事業やバイオ事業などは目前の利益より数十年後の未来を見通して天文学的投資を持続していかなければならない。李在鎔副会長がこの2年ほどにわたり推進してきた系列会社の構造調整作業もまだ仕上がっていない。