朴大統領は馬車に乗った後、エリザベス女王に「女王の戴冠６０周年となる意義深い年に国賓招待を受け、大変感謝する」との謝意を表わした。馬車行列には、大英帝国の伝統と威厳がひときわにじみ出ていた。朴大統領が乗った王室馬車は、黒い車体に天井が黄金色の彫刻で装飾されて華やかさを演出し、白馬６頭にひかれていた。馬車の名前は「Ａｕｓｔｒａｌｉａｎ　Ｓｔａｔｅｓ　Ｃｏａｃｈ」で、１８００年代の植民地だった豪州から贈られたものだ。

尹炳世（ユン・ビョンセ）外交部長官ら公式随行員１０人も馬車に分乗して朴大統領の馬車に後続した。朴大統領が乗った馬車行列は、ホースガーズ広場を出発して約１０分後、女王主催の昼食行事が開かれるバッキンガム宮殿大玄関に到着した。

朴大統領は昼食出席後、女王の案内で自身に授与される「バース大十字勲章」と皇室所蔵品を観覧した。この日の昼食にはアンドルー王子、エドワード王子（ウェセックス伯爵）とアン王女夫妻らが同席した。

朴大統領は引き続き韓国戦参戦記念碑の起工式と無名勇士墓献花式に参加した。また、議会を訪問してジョン・バーコウ下院議長ら英国議員１００人余りと対話した後、夕方にはエド・ミリバンド労働党党首、ニック・クレッグ副首相に相次ぎ面会した。さらにバッキンガム宮殿宴会場で開かれる国賓晩餐（韓国時間６日午前５～８時）に韓服を着て参加した。盧元大統領の国賓訪問時はキジのスープ、サケを添えたカレイのフィレ、海老・キノコを添えた鹿肉などがメニューであった。スペインのシェリー酒、メドック最高のワインとされるＣｈａｔｅａｕ　Ｇｒｕａｕｄ－Ｌａｒｏｓｅ　Ｓａｉｎｔ－Ｊｕｌｉｅｎの１９８５年産赤ワインと白ワインが出された。




＜朴大統領英国訪問＞女王戴冠６０周年の国賓…礼砲４１発に愛国歌演奏（１）