中国のため「銅」は下落、米国のため「金」は上昇(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.14 16:11
危機が現実化するのか、微風で終わるかは結局、銅の価格にかかっている。韓国投資証券のユン・ハンジン研究員は「中国の金融システム全般に影響が出ることはないだろうが、限界企業や不良資産問題は膨らんでいく可能性がある」とし「銅が反騰する時が市場が安定する時点になるだろう」と述べた。
銅の下落が中国リスクを反映するなら、金の復活は米国リスクを象徴する。年初まで多くの専門家は「金のラリーは終わった」と宣言した。量的緩和で金の価格を高めた米国が金融引き締めに動いたからだ。金の価格は通常、ドルの価値と反対に動く。市中に出るドルが減れば、ドルは値上がりし、金は値下がりするしかない。量的緩和縮小(テーパリング)を示唆しただけでも、昨年すでに金の価格は28%落ちた。投資銀行(IB)ゴールドマンサックスは今年、金の価格が1オンスあたり1000ドル線まで落ちると予想した。