【コラム】中国への依存度を低めよう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.05 18:00
理由は何か。国分良成日本慶応大教授によると、初期は両国の政・財界リーダーが複数のチャンネルを持ち、問題が発生すれば争点を縮小して事態を解決する方向に導いた。しかしその後、接触面が広くなった半面、リーダー間のチャンネルは急激に縮小され、葛藤を調整する力を失うことになったのだ。一理ある。ところがこれとともに、韓国が中国を相手にしながら見過ごしている一つの事実に注目する必要がある。
中国の執拗な実利追求とこれに対する韓国の理解不足だ。良い例として中国の脱北者処理を挙げることができる。中国は脱北者問題を国内法、国際法、人道主義の3原則に基づいて処理すると話す。中国国内で発生したため国内法を、脱北者が外国公館に入れば国際法を、第3国で脱北者を送るのは人道主義原則を適用した結果ということだ。