【取材日記】なくても困らない、ビニール袋規制1カ月=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.01 16:16
29日、ソウル永登浦区新道林洞(ヨンドンポク・シンドリムドン)の大型スーパー。カートを押している人々はそれぞれ肩にエコバックをかけるかカートにショッピングバッグを入れたまま買い物をしていた。レジの前には再使用可能ショッピングバッグと案内文が張り出され、利用客は自然に従量制袋(自治体指定のゴミ袋)を購入して品物を入れていた。従量制袋に買った品物を入れていたシンさん(57)は「ニュースでよく見かけるようになり、いまでは自然に従量制袋を買う」と話した。
環境部と地方自治体が大型スーパーなどでビニール袋使用の取り締まりを始めて1カ月が過ぎた。現場を行ってみると、利用客のほとんどは「ビニール袋のない買い物」に慣れた様子だった。ニンジンやジャガイモなどを入れる透明のビニール袋をのぞき、すでにスーパーで従来のビニール袋は置いてなかった。規制導入初期、「はやすぎるのでは」という心配の声もあった、規制が適用された場所ではビニール袋がほとんど消えた。あっという間に定着したビニール規制を逆に考えてみればこれまで「なくても困らないのに」便宜のためにビニール袋を使いすぎていたということだ。