【コラム】「資金難」を乗り越える知恵=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.14 15:08
先月の米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ延期は新興国に時間を与えたという点で前向きに評価されると考えられたが、国際資金市場ではマイナスの流れが表れた。国際金融協会(IIF)の最近の報告書を見ると、7-9月期に新興40カ国から流出した資金は400億ドルに達した。株式が190億ドル、債券が210億ドルほどだ。FRBの金利据え置き発表後、状況は好転するように見えたが、9月下旬から資金の流出がまた始まった。「金利は結局上がる」という方向に傾いたのだ。
国際金融センターによると、外国人投資家は6-9月の4カ月間、韓国、インド、台湾、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムの7カ国の株式市場で合計231億7000万ドルの株式を売った。7カ国のうち売り越し額が最も大きかったのは韓国で79億ドルだった。特に8月は36億2000万ドル、9月は16億1000万ドルだった。