憲法裁判にかかる統進党の運命=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.06 08:48
この日の国務会議は、欧州を歴訪中の朴槿恵(パク・クネ)大統領の代わりに鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相の主宰で開かれた。憲政史上初めての違憲政党解散審判請求を大統領がいない状態で議決したのだ。法務部は「違憲政党という判断を下した状況で解散審判請求をさらに遅らせることも難しく、統進党の活動を速かに停止させる必要があり、緊急案件として上程した」とし「大統領の歴訪前に報告され、大統領が歴訪地(英ロンドン)で裁可した」と伝えた。
しかし金河烈(キム・ハヨル)高麗大法学専門大学院教授は「憲法上、政府の代表者は大統領とみる」とし「大統領不在時に首相が主宰した国務会議で議決されたものであり、法違反と見ることはできないが、憲法の精神に照らして適正性をめぐる論議を呼ぶかもしれない」と話した。