最近日本のフジテレビが特定番組に対するひょう窃疑惑を提起し、KBS(韓国放送公社)とSBS(ソウル放送)に書面の質疑書を送った。これに対し放送局側は、ひょう窃でないという公開答弁書を近く送る予定だという。 総合娯楽番組の場合、互いに似たアイディアが出ることもあるというのが、反論の骨子だ。
特定番組に対するひょう窃の是非を抜きにしても、両国の放送の慣行上、初めてこのような事件が起こった事実は注目に値する。 70~80年代の放送業界では、日本の番組をまねるため「釜山(プサン)に出張する」という言葉が公然と知られていた。 こうした風土のもとで育ってきた放送業界の従事者に、日本の番組を模倣することに対する無神経さが、知らず知らずのうちに広まっていることを否認するのは困難だ。