【社説】北に漁船拿捕されても分からない…危機コントロールタワーはどこに?=韓国

【社説】北に漁船拿捕されても分からない…危機コントロールタワーはどこに?=韓国

2017年10月31日14時05分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国国民が乗っていた漁船が北朝鮮に拿捕されて一週間が過ぎても政府が全く分からなかった事態が発生した。北朝鮮が27日突然漁民を送還するという発表を聞いて分かった。慶州(キョンジュ)市水産協同組合所属の「391フンジン号」は21日、東海(トンへ、日本名・日本海)で操業していたところ、北朝鮮の警備艇によって強制拿捕された。ところで海洋警察は北朝鮮に拿捕された可能性や行方不明の状況を公開せず、単に捜索作業を行ってきた。

  フンジン号が操業に出たのは16日正午ごろだ。この漁船は鬱陵島(ウルルンド)の苧洞(チョドン)港を出た後、20日午前10時19分に鬱陵島北東から339キロメートル離れた大和堆漁場で操業すると水産協同組合中央会漁業情報通信局に知らせてきた。大和堆漁場は東海の北方限界線(NLL)の北側にあるが、日本にさらに近い公海だ。海洋警察はフンジン号が21日午後10時39分まで操業の位置をさらに報告しなかったため、「位置報告未申告船舶」に分類して捜索に入った。当時、海上には波高が高くて気象状態が良くなかった。だが、海洋警察は何よりも先にフンジン号と電話して位置と状況から確認するべきだった。フンジン号は遠海でも長距離通話が可能な通信体系を備えていたという。さらに問題はフンジン号のこのような拿捕状況を海洋警察と政府が国民に全く知らせなかったという点だ。危機管理に対する基本的なシステムが作動しなかったわけだ。

  これまで核実験と弾道ミサイル発射挑発を続けてきた北朝鮮が態度を変えて「人道的レベル」として送還すると発表すると、政府は抗議もしなかった。北朝鮮がこのように融和的に出たためか、政府の立場はあいまいだった。むしろ、フンジン号の船員に対して合同取り調べを行うと明らかにした。今韓半島(朝鮮半島)は北核危機で非常に厳しい状況だ。北朝鮮に拿捕された韓国漁船1隻も管理できない政府が今後北朝鮮がより大きな挑発に出ればどうするだろうか。危険な危機管理コントロールタワーをしっかりと立て直す必要があるだろう。
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